「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」藤沢数希著を読みました

Category : その他
この本は、ある人気ブロガーさんが紹介されていたので読んでみました。
「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」 藤沢数希著

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
(2011/10/15)
藤沢数希

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この本の以下の部分が特に印象に残りました。

最近ではエコ利権というようなものまで生まれて、なんとか補助金を引き出そうという政治活動もさかんなようです。政府は特定の企業に補助金を出すのではなく、環境問題に関してもフェアな競争が行われるような仕組みを作らないといけないでしょう。

さらに、2011年8月には、政府が決めた値段で太陽光発電の電力を強制的に電力会社に買い取らせる法律が作られました。電力価格の統制を強く主張していたのが、日本で大成功した資本家だったりします。今こそ電力の自由化が求められているにもかかわらず、です。こうしてオープンでフェアな自由市場がどんどん毀損され、政府が肥大化し、日本という国が社会主義へ向かっていることに、僕は大きな恐怖を感じています。

日本の慢性的な経済の停滞を解決したいのならばボウリングの一番ピンはデフレをなおすことではなく、潜在成長率を上げることなのです。デフレは経済の停滞の原因ではなく結果です。

先進国でさらにテクノロジーのフロンティアを切り開いていくのは、優秀な起業家であり、そういう起業家を育てる洗練された金融システムなのです。ところが日本では、成功したベンチャー企業の経営者を格差格差と騒いでつぶしたり、ヘッジファンドや投資銀行をマネーゲームだハゲタカだといって追い出そうとしたりで、むしろ自ら潜在成長率をさげるようなことばかりやっているのです。また現在の農業や医療や教育のように規制と既得権益でガチガチにしばられている分野は、少し規制緩和してどんどん企業が参入できるようにするだけで、いっぺんに生産性が向上するでしょう。イノベーションは最先端のハイテク分野だけの話ではありません。

なぜ政府が実施するこれらの成長戦略がダメなのでしょうか?理由はみっつほどあります。
ひとつ目は政府が成長産業を見ぬくことはできないということです・・・
ふたつ目は民間投資を政府の活動が押し出してしまい効率的な資源配分をゆがめることです・・・
みっつ目は人々のインセンティブをゆがめてしまうことです・・・
それでは本当の成長戦略とはなんでしょうか?それはリスクを取って成功した人に報いる税制と、大胆な規制緩和です。

今の日本の税制は本当にがんばり、そして大きなリスクを取る企業家に報いているでしょうか?本当に国民生活の発展に貢献した人に報いているのでしょうか?僕はそうは思いません。今の日本国政府は全く逆のことをやっています。がんばった人々を罰しているのです。

なぜかこの市民運動家は、企業の正規社員のさらなる保護と、派遣社員のような雇用形態の禁止を訴えていたのです。・・・・・非正規社員の待遇の悪さは、正規社員の法的な保護とコインの裏と表の関係があるのです。既得権益者たちは巧妙に市場経済の競争に敗れた者たちのルサンチマンに忍び込み、自らの権益を守るためにけしかけるのです。そして弱者は本当の敵を、また本当に守らなければいけないものを見失うことになります。

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香川県高松市のふじ家具センター代表藤澤琢磨です!家具修理・家具製作・家具デザインからソファ・椅子の張替えなどの話題をこのブログに綴ります。

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