現れた電動工具

Category : その他
先日、店舗の模様替えをした時に道具保管庫の裏からこんなものが出てきました。

現れた電動ツール

これ電動ドライバーって言うのか電動ドリルっていうのか
本職のはずなのによく分からない僕です(笑)

約20年ぶりに僕の前に現れたこの電動工具
コンセントにつないで見るとちゃんと動きましたっ!

相当古い工具で有名メーカー品でないかもしれず酷い扱いを受け樹脂カバーもひん曲がっているのですが、それでもちゃんと道具としての誇りを維持しているのは感動的で、こんな工具は部品寿命がある程度揃えられ合理的な設計がされていそうな現在では新規に作られないのではないかなあ等と、何の根拠があるわけでもないのですが思ったりしたのです。


飾り金具付き箪笥(和風民芸たんす)の再生修理03

Category : 仕事
拭き漆塗りで再塗装をしていた飾り金具付きのタンスですが、
実は一度塗った漆を全部落としてもう一度塗装し直しています。

生地着色状態
飾り金具付き箪笥(和風民芸たんす)の再生修理03


せっかく時間をかけ高い漆塗料を塗ったのではありますが、
以下のような理由で塗り直したほうが良いと思いました。

・お客様ご指定の色に仕上げるのに生地着色段階ではその色にしていたのですが、その上に漆の色味が塗り重なるにつれて、指定色からずれた赤味を帯びた色になってしまったこと。
・そのような結果できた表面の色とツヤの感じに高級感が無く漆の良さを出せてなかったこと。
・当社に漆に入れる着色(調色?)剤などが無かったこと。

今回は名よりも実を取りご指定色にすることと良い感じの家具に仕上げることを優先し、漆塗装ではない塗装に変更させてもらうことにしました。


【今までの過程】
修理前
飾り金具付き箪笥の修理

塗装を落とした状態
飾り金具付き箪笥(和風民芸たんす)の復元再生修理01

下塗り・着色後、木固め塗装した状態
飾り金具付き箪笥(和風民芸たんす)の再生修理02漆塗り下地


塗り直し修理した座卓の塗り直し

Category : 仕事
昨日、古い座卓の修理が何とか5月中に出来上がったので
台風通過中とは言えとりあえずお客様に電話連絡だけ入れておいたのですが、後日来られるはずのお客様が2時間後に急に引き取りに来てくれました。
(もちろんですが当社で修理家具の引き取り・お届けもやっています)

実は仕上げ塗装が終わってからお客様が取りに来られるまで5時間位しかたっておらず十分乾燥しているか不安だったのですが、表面はしっかり乾燥していたのでとにかく1階まで持って降りました。

それでお持ち帰り時の養生材が塗ったばかりの塗装に密着しやすい素材だとくっついたりすることがあるので気をつけて、などと言いかけたところ・・

僕の目に入ってきた光景!
乾燥しきっていない塗装に親指の指紋あとが

写真がわかりにくいですが、きっちり左手親指の指紋の形に凹んでます(笑)

幕板や脚は通常の塗膜厚さだったのですでに硬くなっていたのですが、
天板だけは塗膜を厚く付けたせいで表面がさらさらに乾いていても内部がまだ硬化しきっていなかった模様です。それでも晴れていたら十分乾燥していたはずですが雨で乾燥が遅れたのでしょう。

お客様にはおことわりしてもう一度研磨・上塗りをして、完全に乾いてから連絡させてもらうことになりました。


古い座卓の塗り替え修理・完了

Category : 家具修理再生リペア
お客様からできるだけ5月中にと追加で依頼されていた
古い座卓の塗り替え修理が完了しました。

まあ適当に、本格的にしないで良いからと言われていたのですが
よく見ると脚がぐらついていたりしたのでいったん部品にまで分解して
悪いところを修理してから塗装を全て落として再組立て再塗装しました。

色は元々は黒色だったのですがお客様ご指定で朱色に近い赤味の強い色
「猩猩緋・しょうじょうひ」という色に変更しました。
この座卓は塗り替えたら黒いソファーのある洋室に置くので朱色よりも鮮やかなこの猩猩緋という色が良いとのこと。色音痴の僕としては何の異論も無いのですが(笑)、塗装や着色の技術的な事についてはまかせてもらったので今回ペンキのような不透明彩色ではなく木目の透ける着色、つや消し仕上げとしました。

※脚がもっと張り出したり(O脚みたいに)、もっと暴れた形のもの、逆に装飾のほとんど無いストレート角脚の座卓なら形だけで説得力があるので不透明色の色物でもきれいだと思うのですが、今回の座卓は一般的なものなので不透明色で塗ってしまうと無難な形だけが強調されすぎて失敗しそうな気もしたのでお客様との打ち合わせで素材感も見せるため木目の透ける着色にさせていただきました。

塗り替え修理前 BEFORE
古い座卓の塗り替え修理完了a
古い座卓の塗り替え修理完了b
古い座卓の塗り替え修理完了c



塗り替え修理後 AFTER
古い座卓の塗り替え修理完了d
古い座卓の塗り替え修理完了e
古い座卓の塗り替え修理完了f
矢印のところに線彫りがあるので時間がかかりました。
この線彫りは元の彫りが浅めで、オリジナルの塗装時でも塗膜の厚みで溝が埋まりかけていたのに塗装を完全に落としてペーパーがけしたのでほとんど消えてしまい(笑)、必死で彫り直しました!


塗り替え修理工程は以下のとおりです
・部品に分解
・部品の悪い部分の修理・修正
・塗装はがし
・再組み立て
・パテ入れ
・研磨(ペーパーがけ)
・水引き
・再研磨
・再塗装(下塗り・中塗り2回・上塗り2回)


今回の塗り替え修理料金の内訳は
・塗料&着色料&溶剤代 6,800円
・手間賃20時間    20,000円
------------------------------------
合計金額       26,800円

※今回大きく波打っていた天板の研磨や、脚と幕板に線彫りがあり塗装落としで線が消えさらい彫りしたので計上した以上に時間がかかりました。


この座卓は正方形ですが、これが長方形の大きなものになっても修理代金はほとんど変わりません。





以下修理過程の写真です
部品に分解して天板表面を研磨中。細かく波打っているのが分かりますか?
天板はランバーコアのような構造で中に並べている細い天然木の芯材が動いて波打って(段差ができて)います。
古い座卓の塗り替え修理02

修理などしたあとで再組み立て
古い座卓の塗り替え修理03

割れ部分や溝にパテを埋めて研磨
古い座卓の塗り替え修理04c

一通りペーパーがけした後、水引きします
古い座卓の塗り替え修理04a

乾燥したら仕上げのペーパーがけ
古い座卓の塗り替え修理04b

中塗り2回目が終わった段階。この段階ではツヤがあります。
このあと仕上げ塗りを2回しました。
古い座卓の塗り替え修理05


古い座卓の塗り替え修理05

Category : 仕事
古い座卓の塗り替え修理04b
上の塗り替え修理の座卓
色がやっと入荷したので朝から塗装してますがなかなか乾きません。

中塗り2回目終わったところです。

古い座卓の塗り替え修理05

何とか今日中に上塗りできますように・・

カウチソファーの張り替え修理

Category : イス・ソファー張り替え修理
先日10年位前に当店でお買上げ頂いたカウチソファーの張り替え修理をさせて頂きました。
まだ使える家具でもすぐ捨てたり買い換えたりする人も多いなか、当店で買っていただいた家具を修理してまた大切に使って頂けるのは本当にうれしいことです!(※もちろん当店の家具でなくても喜んで修理や張り替えさせていただいてます。家具が大切にされるのは無条件にうれしいですから)

このカウチソファー、まだそれほど極端には傷んでいなかったのですが、それでも10年間リビングで使って頂く間に背もたれクッションの紐で絞ってあるところが全部はずれ、側地も中の詰物も下がっていました。また座面の生地も詰物がへたったことでたるんで皺がたくさんより、縫い目部分は生地表面層がはがれてました。バネについては分解した時に検査したのですがヘタリや折れ、はずれは無かったのでそのまま使っています。

張り替え修理前 BEFORE
カウチソファーの張り替え01a
カウチソファーの張り替え01b
カウチソファーの張り替え修理c



張り替え修理後 AFTER
カウチソファーの張り替え修理a
カウチソファーの張り替え修理d


★メーカーのカタログ画像です
カウチソファーカタログ画像
張り地の特性の違い(強度のある分、細かいひだが出にくい生地で張り替えました)や追加したウレタンや綿の加減(背もたれはへたりが大きかったことから詰物を大目に追加したので新品時より膨らんでいます)で新品の状態とは少し表情が変わっています。


今回の張替え代は以下のとおりです。
(肘板の補修塗装は当店販売品だったのでオマケしました。
通常このような小さな面積で中塗りからの透明塗膜補修でしたら
材料・手間賃含め合計5,000円位から修理可能です。)

 張替え生地代   19,200円
 追加ウレタン詰物 2,800円
 ウレタン接着剤  1,500円
 手間賃18時間   18,000円
--------------------------------
 合計金額 41,500円


※当社は家具を大事にされる方を応援したい気持ちから修理・再生事業は自社の暇な時間を利用して利益度外視して行なっています。そのため修理日数がかかる場合もございますことご容赦くださいませ。




以下修理途中の画像です
カウチソファーの張り替え修理02


カウチソファーの張り替え修理04


古い座卓の塗り替え修理04

Category : 仕事
昨日は中断していた座卓の塗り替え修理をしていました。

これまですませた工程は以下のようになります。
1.古い塗装をはがし
2.部品に分解
3.部品を補修したあと研磨
4.再組み立て


この座卓は脚と幕板の接合部(ジョイント部)が痩せて留めが切れ隙間ができていたのでパテを入れてから研磨しています。深い溝や虫食い穴もいっしょに塞ぎます。※もちろん傷や虫食い穴を意図的に残す修理(雑な修理という意味合いでなく正統的な修理?でもそれが良い場合もあります)も存在します。当店ではお客様のご意向・使い方を確認して修理しています。


今回隙間や深い傷や穴はパテを入れて塞ぎます。
古い座卓の塗り替え修理04c


この脚と天板裏の桟木に虫食い穴がありました。
古い座卓の塗り替え修理04d


塗料を吸った木肌が毛羽立つのをふせぐため予め塗装前に水引きします。
古い座卓の塗り替え修理04a


乾燥後、再びペーパーがけして塗装準備完了。
古い座卓の塗り替え修理04b


しかし、お客様ご指定の朱色を塗るのに赤と黄色を混ぜてピッタリな色を作るぞ~!と意気込んでいたら
赤色を持っていないことに気付きました(笑)

ワインレッドのような濃い赤茶色はあるのですが黒が入っているので使えません。
純色の赤が入荷するまで塗装はおあずけです。

カウチソファーの張り替え修理05

Category : 仕事
やっとカウチソファーの張り替え修理が完了しました。

カウチソファーの張り替え修理a


before
カウチソファーの張り替え01a

after
カウチソファーの張り替え修理b


肘板も打ち傷がかなりあったので補修塗装しました
before
カウチソファーの張り替え修理c

after
カウチソファーの張り替え修理d


カウチソファーの張替え修理04【再】

Category : 仕事
誤って昨日23日分の記事を削除してしまったので書き直ししました。

きょう板肘の補修塗装・本体への取り付けが終わり
生地の張り替えも出来上がっていたのですが・・

座面に一様に追加したウレタンと綿詰物があだとなって
張り替えた生地を再びはがしてやり直すことになりました!
カウチソファーの張り替え修理04

ウレタンの状態で気付かなかったのですが、座面フロントエッジ部分が経年変形で断面が丸くなっていて、そのまま厚さをふやしたせいでよけい丸くなっていたのです。生地を張ってみるとエッジがひどく丸くて品物本来の印象が変わってしまっていたのです。



最近どうも調子が出ないのでこれで頭をスッキリします。

cupsuleと宇宙戦隊noizを混ぜてみたらしいですがこれ頭のモヤモヤにすごく効きます。


これもあがってました。




カウチソファーの張り替え修理03

Category : 仕事
きょう生地の縫製と張り込みを済ませるつもりでしたが
作業に手間取って張り込みまでできませんでした~。

カウチソファーの張り替え修理03

ウレタンのへたったところに薄いウレタンを追加張りしています。
このうえに更にやわらかい綿の詰物層が入ります。

かなり時間のかかった仕事なので良い感じに仕上がりますように・・

検索フォーム
カレンダー
04 | 2011/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

TakumaFujisawa

Author:TakumaFujisawa
香川県高松市のふじ家具センター代表藤澤琢磨です!家具修理・家具製作・家具デザインからソファ・椅子の張替えなどの話題をこのブログに綴ります。

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア